尺八の心技体編

2006年5月17日 (水)

各音の当りの孔・・・

ほんじつの稽古で、本曲や外曲においての、「当り(押し)」を大分注意された。

たとえば本曲で、甲の二・四・五のハは三孔当りなのだが、薬指はなかなかやりづらいので、二孔を打ってしまう癖があった。あるいはツのメリでルンルンと続ける場合なども、一孔は打ちづらいので、2回目のルンを二孔で打ってしまったりしていた。

外曲でも、表拍子は強く当らないと、どうしても押しが弱くなってしまう。そうすると、曲がのっぺりとして、メリハリがなくなってしまい、つまらない演奏になってしまうと注意をされた。

「黒髪」などの曲は、初伝者と上段者とでは、そんな当りの強弱でぜんぜん違った曲になってしまう典型的な曲だと思う。

押しの基本稽古は、入門手引にある童謡を、一音一音必ず当って吹くように稽古することだと思う。

土曜日の自主稽古では、皆で徹底的に、初学入門手引をおさらいしよう!!

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2006年5月12日 (金)

気を合わせる・・・

昨晩は、社中の本曲合同稽古の日でした。

15名程がコの字型に正座。それぞれが始まりに備え、てんでに音出しをしている。

ころあいを見て、師匠が「リチレツロをお願いします・・・」と言い、律も合い「それではお願いします」と息を吐き、やおら息を整える。そんな吹こうとしている瞬間、譜面を動かしたり、座りなおしたりする人がいて、気の盛り上がりを邪魔されてしまう。

又は、師匠が話し始めたのに、隣の人と話をしている人、リチレツロの音合わせをしようとしているのに、露拭きを尺八に通し始める人・・・・気が合わないことおびただしい・・・

琴古流は、基本的に指揮者がいない。本曲を吹くにしても、中心の人に合わせなければとんでもない何十奏になってしまう。

これらは、本番では上手くいくというものではない。

常日頃の稽古で、気を合わせ、息継ぎを合わせ、律を合わせていかなければ、一朝一夕には出来ない。

吹き合わせでの大事なことの一つには、それらの事を、誰の指示でもなく、自然のうちに行われるようにすることです。

昨晩の合同稽古は、気配り、集中力などの点で、非常に勉強になった。

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2006年4月26日 (水)

楽器は大切に・・・・

23日に、有名なフル-ト奏者の山形由美さんが、預けていたコインロッカ-から、フル-ト2本を盗まれたという新聞記事を見た。

こんな高価な愛器を駅のロッカ-などに預けられるものだろうか?

その時の、事情なり、フットした気の緩みがあったのかもしれませんが、価格はともあれ、どのレベルの奏者でも、楽器は常に手元においておくのが、常識ではないでしょうか。

もちろん手で持ち運びが出来る楽器が前提ですが。

そんな事が言えるのも過去の経験が有ったればこそです。

私も依然苦い経験をしてしました。

師匠と,演奏会とCD製作のために,ドイツへ行ったときのことです。

ハノ-バ-市から空港へ行くために、駅で待ち合わせをしたときです。私たちは早く駅に着き、始発駅でしたので、目的の列車に荷物を載せました。先生は「私のは、何が有るか判りませんので手元に持っています」と、ホ-ムにそのままにしていました。

ホ-ムで後の人を待っていたときに、何の合図もなく、汽車は出発してしまいました。私の全荷物と、もちろん尺八も汽車とともにさよならです。

幸い、目的地が終点で、仲間も乗っていましたので、荷物は無事でした。

その後は、今に至るまで、尺八だけは、外では、肌身から離した事はありません。

それ以来、こと邦楽の世界の事に関しては、師匠に逆らったことはありません。

我師匠は、三曲界の生き字引のような方です。

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2006年4月24日 (月)

荒木譜の縦線・・・・

今日は、本曲合同稽古でした。この秋に豪州で演奏する「夕暮れの曲」「編曲滝落ちの曲」、社中演奏会の「下野虚霊」などを、吹き合わせた。

その折の先生の話で、今回「編曲滝落ちの曲」で使用する荒木譜では、縦線が左側に引かれていたら、ゆっくりと、右側なら早く吹くということになっていると教えていただいた。たとえば左ならツツレだし、右ならツレと、吹くようだ。

川瀬譜は、全部真ん中に引かれている。

それにしても、今日の「夕暮れの曲」は息もぴったり合ったし、律も揃っていたし、気持ちの良い本曲連管だった。

やはり、吹き合わせを何度もやらないと、良い演奏はできない。

さて

5月から、私の町会の会館で自主合同稽古を始める事にした。

毎土曜日(中止も有)10:00~12:00の間、基本をみっちり吹きあう。

今のところ、私を始め、新人師範、師範候補生、他派取得師範の方たちが、名乗りを上げている。頼もしいかぎりだ。

お近くの方、門戸開放なので、ご見学にお越しください。

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2006年4月19日 (水)

かかとを踏むような吹き方・・・

たとえて言えば、かかとを踏むような吹き方があるそうです。これは三曲演奏でやってはいけない演奏だそうです。

糸方の出方を探って、常に少し遅れて吹き出すやり方は三曲演奏では、糸方の先生が嫌がる吹き方で、少し遅れてついて来られるのが、一番演奏しにくいらしいです。

稽古のときも、譜面を見ずに、常に先生の指先を見て合わせてくる人がいるらしい。そんな人に、昔の先生は、手指のところを、隠して教えたそうです。

さて、

22日は、暗譜研究会です。

今回は「夕顔」「残月」

きょうの稽古で、「残月」を吹き合わせていただいたが、確実に暗譜で吹けたのは、前唄まで。後はレロレロ。譜面が前にあると、時々目を開けるだけで、最後までいけるのだが、譜面を外すと、それだけで心配になり、ストップしてしまう。仕上げるのに一年がかりと成りそうだ。

今回は、どちらも連管なので、何とかついていきたいものだ。

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2006年3月 8日 (水)

暗譜その2・・・・

今日の稽古で「残月」を吹き合わせていただいた。やれるところまで暗譜で吹き、後はところどころ譜面に目をやった。何とか成りそうな感じだ。

先生は「前唄、後唄を100回吹くとして、手事以下は10ぐらいでよい。早いところは、尺八だけで暗譜で吹くのは難しいが、三弦、筝のテ-プでやると、案外手が回ります」との事でした。

あとは、「三弦のないところの音は、その後は必ず切り、三弦が入るところで合わせると、吹きやすい」

また「譜面上の間ではなく、唄で吹くとすんなりいく」など、いろいろな助言をいただいた。

暗譜で吹くと、力みが取れ、音の最後まで大事に吹けた様な気がしてくる。

多分、気がしてきただけでなく、実際の音もそうなっているはずだ。

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